唐突ですが、みなさん、

１８×１７

の計算を暗算でパッとできますか？

 

以前、一緒に働いていた同僚に、そろばん🧮の達人がおり、その彼は「４桁×４桁の計算までは暗算でできる💪」と豪語していました（実際に何題もやってもらい正解していましたが、実はこれ問題を出す方が意外と大変…😆）が、さすがにそのレベルは一般にはなかなかいません。

 

ただ、一般人の私が、胸を張って言います。

 

私はできます！！

 

 

「３０６」です。

 

「？？　何を急に…　どうしたの？」となっているみなさんの姿を容易に想像できますが、先日、「インド式の計算」に触れる機会がありました。

みなさんはインドと言えばどういうイメージがあるでしょうか？

 

カレー、ヒンズー教、タージマハル、ガンジス川の沐浴、人口が多い、紅茶　etc

 

いろいろとありますが、数学好きの方からすれば「ゼロの概念」や「三角法」なども挙げられるのではないでしょうか。

地域にもよるらしいのですが、インドでは８歳までに２０×２０までの掛け算を暗記する教育カリキュラムがあるそうです。「九九」ならぬ「二十二十🌈🌈」ですね😄　日本人はびっくりです😱

 

別にインド人全員がバリバリの理系で、数字に強いというわけではなないのでしょうが、数字に強くなる素質を育てるカリキュラムがあるということは素晴らしいことですね。実際、NASAの科学者の３０％以上がインド人らしいので、その凄さに納得できます。映画「オデッセイ」でも、火星に一人取り残された宇宙飛行士を助ける計画を提案したのがインド系の科学者でした。

 

ただ、「九九」でも、できるようになるまで相当な時間がかかるのに、それ以上となると途方にくれますよね。

しかし、そんなときほどブレイクスルーが生まれるのです。人は工夫をするのです。

 

「インド式の計算」には１０の段×１０の段の簡単な計算方法があります。

 

冒頭の「１８×１７」を例にして考えてみましょう。

 

１８×１７

 

まず、

 

１０＋８＋７をします。

２５ですね。それを１０倍します。

 

→２５０①

 

次に

８×７をします。

 

→５６②

 

①＋②をすると…

 

３０６

となります。

是非、いろいろな１０の段×１０の段を試してみてください！

※インド式計算はいろんなやり方があるので、これがすべてではありません。

 

 

このやり方は１０の段×１０の段限定なのですが、１０の段以外にも応用していく方法もあります。

この計算方法を知った時、頭の中で電気が走ったような衝撃を受けました。もっと大袈裟な言い方をすれば「新しい扉が開いた」感覚になりました。

なぜなら、その計算が今までと全く違った発想だったからです。普段我々が捉えている事柄、そして常識だと思っている事象、こうしなければいけないと思い込んでいることの一つを完全にぶっ潰してくれたからです。すなおに「おもしろいなぁ🌈😄」と感じました。

 

現代の我々は、科学の力ですべてを知ってしまったかのように錯覚しがちです。また、現在コロナ禍で世の中を悲観しがちです。「それがなんの役に立つの？」「結局一緒じゃない？」「そんなの無駄じゃない？」といろいろなことに関して思いがちです。そういう発想からは次につながる新しい発想はまず生まれません。今までの常識や、やり方を良い意味で疑い、「こうはできないか」、「ああはできないか」と考えることこそ、新しいイノベーションにつながっていくのではないでしょうか。

 

学生が勉強をする意味もまさにこれだと思います。もちろん知識を身につけることも大事でしょうが、勉強を通して、悪戦苦闘した過程から得られたものこそが、人生を乗り切っていく素地となります。基本的に無駄な努力などありません。そして、「この発想すごいなぁ」と思えるものに出会えれば、きっとその後の人生の方向性も変わっていくのではないでしょうか。

 

映画「オデッセイ」で、火星に取り残された宇宙飛行士を助けたものは「イモ」と「ディスコミュージック」でした。インド人もびっくりするぐらいの、はらはらどきどきの映画です。興味のある方は是非ご覧ください。

 

ちなみに「インド人もビックリ！」というコピーは１９６４年に「エスビー食品」が固形カレーを売り出した時のCMコピーです。本場のインド人がびっくりするぐらいの美味しいカレーにしたいという熱い想いがあったようです。進学塾Rexも、世界中の人をびっくりさせるぐらいの🔥熱い想い🔥でこれからも進んでいきます。