大阪府公立高校入試【一般選抜】まであと1週間を切りました。
公立高校を第一志望としている中学3年生の受験生のみなさんにとって最後のヤマ場です。
ここまでよく頑張ってきたと思います。最後の最後まで気を抜かず、そして体調管理にも注意し、本番を迎えてくださいね。
ところで、みなさんは元プロ野球選手の新庄剛志さんをご存知でしょうか?
今年、現役復帰を目指し、トライアウトに挑戦されていたので、野球好きの少年たちは知っているかもしれませんね。保護者世代の方々は、阪神タイガース、メジャーリーグ、日本ハムファイターズで活躍し、宇宙人と呼ばれたド派手な存在をご記憶されている方も多いのではないでしょうか。
「亀新フィーバー」「Gパンはけなくなるから筋トレしない」「投手挑戦」「バリ島移住」など話題に事欠くことのないスター選手でした。
そんな彼が、最近YouTubeで、自身の野球観や守備への想いを語っている姿を目にしました。
一見センスや才能のみでやりたいようにやってきたと思われがちな彼ですが、その裏には自分なりの理論や哲学があり、サッカー好きの私でも「へぇ〜😲」や「なるほど😲」と思わせられることが多々ありました。
そんな彼の凄さを一言で言うなれば「想定力と発想の柔軟さ」です。
「普通の人はこうするけど、ぼくはこうする。なぜならこうこうこうだから…」
「27個のアウトをすべて自分がとるつもりでいるから、この状況ならこういう準備をしておく…」
など、「華やかなプレー」以前の「準備」に対する心構えがすばらしかったです。
野球好きの方だけでなく、受験生のみなさんや学生のみなさんも、参考になると思いますよ。
さて、ここで本題。
どうしても「入試本番」となると「良い点をとる!!」というふうに「華やかなプレー」を目指して、力みがちになりますが、やはり良い結果はそこに至るまでの「準備」がものを言います。公立受験を目指すみなさんは、あと1週間、「絶対、良い点をとるんだ!!」と力むのではなく、いろいろなことを想定し、柔軟な発想で「準備」をしてくださいね。
昨日、進学塾Rexに通う公立受験を予定している中3生達には、以下のようなメッセージを送りました。
いよいよ、来週水曜日に大阪府公立高校受験を迎えます。
今までやってきたことがしっかり発揮できるように、最終調整をしていきましょう。
この1週間はとても大切な1週間です。
まずは、1ヶ月後に高校生となり、爽やかな風を受け高校の教室やグラウンドにいる自分をイメージしてください。そして、その「高校生の自分への最後のバトンパス」が「今だ」ということを認識しましょう。
もう入試を終えたお友達を「いいなぁ」と思わず、「今、自分は自分の道を歩いている(中3国語教科書 魯迅著「故郷」より)」と思ってください。自分のためにがんばるのです。
学習に関しては、「あれもこれも」とならないように、この1週間は科目や分野を絞りましょう。ターゲットオンした科目は徹底的にやってください。自分で「何をしたら良いかわからない」という場合は、Rex教室長に相談してくださいターゲットから外れた科目に関しては、10分ずつで構わないので、授業の問題や過去問の解き直しをするようにしましょう。
さらに、受験は1日がかりの長丁場です。
国→数→英→昼食→理→社
1日トータルの計画を今のうちに立てておくことをオススメします。どんなにすごいプロ野球選手もいつも5打席連続でホームランを打てるわけがありません。ある程度いろんなパターンを想定し、「この科目でこれぐらいはミスなく得点する」という各科目の自分がクリアしなければいけない最低ラインを決めておきましょう。
また、前半の国数英でヤマ場を迎え、お昼以降、精神的に疲れ、イージーミス が出てしまう可能性もあります。何度も言いますが、1日トータルで頑張ることが重要です。(過去には、お昼ご飯の量も綿密に計算され、挑まれた方もいらっしゃったぐらいです)
泣いても笑ってもあと少しです。最後までともに駆け抜けていきましょう。
ここまで頑張ってきた受験生のみなさんは、きっと受験を通して大きく成長しています。
あと数日ですが、しっかりと「準備」をしてください。
みなさんの健闘を心よりお祈りします。
春は、もうすぐそこまで来ています。