つい先日、結婚を発表された女優の石原さとみさんがドラマ「アンサングシンデレラ」の撮影終了時にスタッフ・共演者に対して、コロナ禍で撮影ができたことに対する感謝を述べるとともに「現状の意味を考える、そして、現状に意味を見出す」ことの大切さを述べられていました。
確かに、今年はいろいろと考えさせられる出来事が多かったですし、それはまだまだ続いていくことが予想されます。気が滅入りそうな気もしますが、そもそもはるか昔に「人間は考える葦である」と述べた哲学者パスカルの時代から、すでに人間である以上、「考えること」が宿命付けられているのも事実です(気になる人は「パスカル」を調べてみよう!) 正解を導くことも大切ですが、今私たちに求められているのは、「どう考えるか」や「どう捉えるか」というスタンスの方ではないかという気がしてならい今日この頃です。
「勉強」は、過去の先人たちが見つけ出した「答え」を練習台とし、今後人生において、「答え」が出ていない物事に対して「答え」を導いていくトレーニングに他なりません。一人でとことん考えることも必要ですし、アドバイザーが必要なときもありますし、仲間と協力することが必要なときもあります。「正解」はたとえ一つであっても、答えの導き出し方にたった一つの正解などありません。
したがって、答えが出せることも大切ですし、答えが出なかったときにどうしていくかも大切です。「因数分解が将来何の役に立つのかわからない」と思春期独特の理由から勉強をあきらめるのではく、答えにたどりついてから「ああ、そういうことだったのか」「こういう方法で解けたな」と、自分の問題解決への経験値をどんどん積んでいくことが将来につながっていきます。「勉強」の力を、そして「考える」ことの力を信じましょう!
さて、難しい話はこのぐらいにし、冒頭の「現状の意味を考える、そして、現状に意味を見出す」に話を戻すと、学んだこと一つ一つに意味を見つけ出せた時ほど、すっきりすることはありません。もちろん勉強だけでなく、日常の一つ一つに意味を見つけられると生活の活力にもなります。
以前、Rex通信で「Rex」の文字に込めた想いをご紹介しました。実は、Rexのロゴマークにも意味があるのです。もちろん全体的な形は、
「R」
となるように〇と△でデザインされています。
〇は生徒・保護者との「繋がり」、地域との「繋がり」を表し、
△は生徒の「成長」、私たち自身の「成長」を表しています。
私たちが授業をさせていただく意味は、そこにあると信じ、ロゴマークを胸に私たちは今日も授業をしています。